• 宮坂醸造株式会社 様

    宮坂醸造株式会社 様

    〒392-8686
    長野県諏訪市元町1-16
    TEL.0266-52-6161/FAX.0266-53-4477

酒造りの伝統を守りながら、持続可能なエネルギーへ
諏訪の老舗酒蔵が選んだ、LPガスという新しい選択

今回は長野県諏訪市に本社を構える宮坂醸造様を訪問し、富士見蔵で酒造りを担う中野淳杜氏にお話を伺いました。同酒蔵では、以前はA重油をボイラーの燃料として使用していましたが、エナキスの支援のもと、LPガスへの燃料転換を実現されました。LPガスボイラーの導入の経緯や、導入後のメリットについてお話を伺いました。

360年以上の伝統を誇る「真澄」の酒蔵

宮坂醸造様は、1662年創業という長い歴史を持つ老舗の酒蔵です。代表銘柄「真澄」は、全国的にも高い評価を受けており、日本酒ファンの間では広く知られています。諏訪蔵と富士見蔵の二つの酒蔵を有し、これまで地域に根ざした酒造りを続けてこられました。
国内市場のみならず、欧米等への輸出も積極的に展開しており、各国のパートナーと連携しながら、日本酒文化の魅力を世界に発信されています。

LPガスボイラー導入のきっかけ

富士見蔵は、八ヶ岳を眼前に望む高台に位置し、澄んだ空気と豊かな自然に囲まれた環境で酒造りが行われています。中野杜氏は、同酒蔵で30年以上にわたり酒造りに携わっており、先代の技術を受け継ぎながらも、常に新しい挑戦を続けていらっしゃいます。
酒造りは、秋に収穫された米を精米するところから始まり、蒸し工程ではボイラーが欠かせません。以前はA重油を燃料とするボイラーを使用していましたが、経年劣化や地下タンクのメンテナンス時期が重なり、設備の見直しが必要なタイミングでした。また、近年では環境への配慮も重要なテーマとなっており、よりクリーンなエネルギーへの転換が求められる時代背景も後押しとなりました。中野杜氏は次のように語ります。

「重油ボイラーは専門業者による年1回の点検が必要です。また、仕込み時期にはかなりの量の重油を消費するので、頻繁に補充する必要があります。その立ち合いや残量の管理も大きな負担になっていました」

こうした課題を背景にLPガスボイラーの導入を検討されました。

エナキスのサポートと導入の実現

エナキスではお客様の課題を解決するとともに、地球環境に貢献できる点で、LPガスボイラーへの入れ替えを提案させていただきました。そして、2014年にLPガスバルク貯槽(2.9t)と小型貫流蒸気ボイラーを設置し、補助金申請も全面的にサポート。環境対策としての補助金申請を当社が代行し、導入費用の半額以上を補助金でまかなうことができました。
LPガスボイラーは、従来のA重油ボイラーと比較して、さまざまな面でメリットがあります。これらのメリットは、酒造業に限らず、熱源を必要とする多くの業種において導入の検討材料になるはずです。

LPガスボイラーのメリット

  • 煙や臭いが発生しにくく、衛生的な環境を維持できる
  • LPガスは燃焼時に煙や臭気がほとんど発生しないため、作業環境の清潔さを保ちやすく、衛生管理が求められる現場に適しています。

  • 価格体系が明瞭で、コスト管理がしやすい
  • A重油に比べて価格の変動が少なく、仕切価格が明確です。そのため燃料費の予測が立てやすく、経営管理上の安心感につながります。

  • CO₂排出量の削減による環境負荷の軽減
  • LPガスはクリーンエネルギーとして知られています。燃焼時のCO₂排出量が少ないため、地球環境への配慮が求められる企業活動において有効な選択肢となります。

  • 燃料管理の簡素化による業務効率の向上
  • LPガスはタンク残量の確認や補充作業が自動化・外部委託しやすく、従業員の負担軽減や人件費の削減につながります。特に繁忙期における業務の効率化に寄与します。

お客様からのご感想

LPガスボイラー導入後のメリットについて、中野杜氏は次のように話してくれました。

「燃料によってボイラー自体の機能が変わることはありませんが、LPガスは残量をチェックする必要がなく、補充もすべてお任せできるのでとても楽ですね。結果として業務の効率化につながりました」

持続可能な酒造りの未来へ

長年培ってきた伝統を大切にしながらも、新しい技術を取り入れてものづくりを行う宮坂醸造様。環境に配慮した持続可能な酒造りは、次の世代へとつながる前向きな取り組みです。
エナキスでは、これからもお客様の課題に真摯に向き合い、最適なエネルギーソリューションを提案してまいります。LPガスへの転換をご検討の際は、お気軽に当社にご相談ください。補助金申請から導入後のサポートまで、安心してお任せいただけます。

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