ガスくさい?地震が起きたら?プロパンガスを安心・安全に使うためのチェックポイント

テレビのニュースなどで、地震による被害やガス関連の事故を目にすると、「うちのガスは大丈夫かしら?」「もしも大きな地震が起きたらどう行動すればいいの?」と不安を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 
ご家族の毎日の食事やお風呂を支えるプロパンガス(LPガス)ですが、実は皆さまが意識していないところでも、何重もの安全機能がしっかりと働いています。
 
今回のコラムでは、万が一の地震や「ガスくさい!」と感じたときの正しい対処法と、ご家庭の安全を守るための最新ガス機器について、分かりやすく解説いたします。いざという時のための「保存版マニュアル」としてぜひお役立てください。

戸建ての安心を守る!「マイコンメーター」の4つの遮断機能

 

現在、すべてのプロパンガスをご利用のご家庭には、「マイコンメーター」という非常に優秀な安全装置が取り付けられています。このメーターは、ガスの使用量を計るだけでなく、24時間365日、ご家庭のガスの安全を見張ってくれています。
戸建て住宅に設置されているマイコンメーターには、自動的にガスを遮断する機能が備わっています。

 

  • 震度5以上の揺れ: 地震による強い揺れを感知したとき。(使用中の場合)
  • 長時間使用: お風呂の止め忘れなど、必要以上に使用時間が長い場合。
  • 大容量流量: 配管の破損などで、急に大量のガスが流れたとき。
  • 圧力低下: ガス配管の圧力が異常に低下したとき。

容器が倒れてもガスを止める「ガス放出防止型高圧ホース」

さらに、地震や水害によって万が一屋外のガス容器が倒れてしまった場合に備えた安全対策もあります。
「ガス放出防止型高圧ホース」は、容器が倒れてホースが引っ張られたり外れたりした際に、自動的にガスをストップさせる仕組みになっています。

 

こちらのホースを使用しているかはガス会社によって異なりますが、エナキスではお客様の安全を第一に考え、一般住宅(戸建て)への導入率100%を達成しており、万全の対策を整えています。

ガス放出防止型高圧ホース

もしガスが止まってしまったら?(メーターの復帰方法)

地震などでガスが遮断されても、周囲が安全であれば、お客様ご自身でメーターを復帰させることができます。

 

1. 使っていないガス栓・器具栓を全て閉めます。
2. メーター正面左側にある「復帰ボタン」を押してすぐ離します。
3. 赤いランプと液晶が点滅し、ガス漏れがないか安全確認を行いますので約1分間待ちます。
4. 異常が無ければ、ランプの点滅と液晶の文字が消え、復帰完了(使用再開)となります。
※ランプが点滅し続けたり、何度やっても復帰しない場合はガス漏れの可能性があります。すぐにエナキスへご連絡ください。

もし「ガスくさい」と感じたら?絶対にやってはいけないNG行動

プロパンガスは本来、無色無臭ですが、万が一漏れたときにすぐに気づけるよう、あえて特有の「ニオイ」がつけられています。もし自宅で「ガスくさい」と感じたら、慌てずに以下の行動をとってください。

 

絶対にやってはいけないNG行動

一番危険なのは、ガスに引火して火災や爆発が起きることです。
「火花」が出る可能性のあるものは絶対に触らないでください。

  • 換気扇を回す(スイッチを押す)、または切る
  • 電気のスイッチをオン・オフする
  • マッチやライターで火をつける

「換気しなきゃ!」と、とっさに換気扇のスイッチを入れてしまいがちですが、スイッチを入れる(または切る)際の小さな電気の火花が引火の原因になることがあります。

 

絶対にやってはいけないNG行動

正しい対処法

1. 窓や戸を大きく開ける
LPガスは空気よりも重く、低い所に溜まる性質があります。
足元の空気を外へ掃き出すように、
ドアや窓を大きく開けて自然換気してください。

 

2. ガス栓を閉める
すべての器具栓、ガスの元栓、屋外の容器バルブを閉めます。

 

 

 

3. すぐにガス会社へ連絡する: 安全を確保したら、速やかにエナキス(またはご契約のガス会社)へお電話ください。

プロパンガスは厳しい基準で守られています

「家にガス容器を置いているけれど、倒れたり爆発したりしないの?」と心配される方もいらっしゃいますが、ご安心ください。

 

  • 頑丈な容器: プロパンガスが入っているガス容器は、厚い鋼板などで作られており、国の厳しい耐圧試験をクリアした非常に頑丈なものです。
  • 倒れにくい設置: 地震で転倒しないよう、チェーン等で壁や土台にしっかりと固定することが法律で義務付けられています。
  • 定期的な保安点検: 法律(液化石油ガス法)に基づき、最低でも「4年に1回以上」は、専門の資格を持ったスタッフがご家庭のガス設備全体の安全点検を行っています。

 

一番の安全対策は「10年」を過ぎたガス機器の見直し!

マイコンメーターやガス容器などの設備自体には様々な安全機能が備わっていますが、ご家庭で毎日お使いの「ガスコンロ」や「給湯器」そのものが古くなっていると、思わぬ不具合のリスクが高まります。

 

実は、ガス給湯器などのガス機器には、安全に支障なく使用できる「設計上の標準使用期間」が定められており、その目安は「10年」とされています。
10年を超えると目に見えない内部で経年劣化が進み、故障や不具合が起きやすくなります。

最新のガスコンロは「全口センサー付き」で安心!

2008年以降に製造されたガスコンロ(一部のコンロを除く)には、すべてのバーナーに「Siセンサー(安全センサー)」の搭載が義務付けられました。

 

もし今お使いのコンロが15年以上前(2026年現在)の古いタイプであれば、最新のコンロへ交換するだけで、以下のような安全機能が一気に備わります。

 

最新ガスコンロ(Siセンサー搭載)の主な安全機能
調理油過熱防止装置:センサーが鍋底の温度を感知し、約250℃になると自動的に消火して天ぷら油の発火を防ぎます。
立ち消え安全装置:煮こぼれや強風で火が消えた時、自動的にガスを遮断します。
消し忘れ消火機能:うっかり火を消し忘れても、一定時間で自動消火します。
焦げつき消火機能:鍋底の焦げつきを感知して、自動で火を消します。

参照元:日本ガス石油機器工業会

毎日のようにお料理でお使いになるガスコンロ。そして、冬場に絶対欠かせない給湯器。
「まだ使えるから」と無理をして使い続けるよりも、計画的に最新の安全な機器へ交換することが、ご家族を守る一番の防災・安全対策になります。

 

長野県でのガス機器の点検・交換について

「うちのガスコンロ、火のつきが悪くなってきたかも…」
「給湯器が10年を過ぎたから、壊れる前に最新機種の見積もりが欲しい」

 
そのようなご不安やお悩みがある場合は、本格的な冬が来る前に、ぜひ一度ご自宅のガス機器の「年齢(使用年数)」をチェックしてみてください。 ガス機器の点検や、新しい機器への交換をご検討の際は、ぜひ「エナキス」までお気軽にご相談ください。お客様のご家庭にぴったりの、安全で快適なガス機器をご提案いたします。

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