浴室ドアからシャワーヘッドまで。毎日の入浴を快適にする「風呂小物」総まとめ

お風呂は、一日の疲れを癒す大切なリラックス空間です。しかし、「ドアのパッキンに生えたカビが取れない」「シャワーの水圧に不満がある」「シャンプーボトルの底がぬめってしまう」など、毎日のことでちょっとしたストレスを感じていませんか?

お風呂場の不満は、大がかりなリフォームをしなくても、「風呂小物」や設備のちょっとした見直しで劇的に改善できることが多くあります。本記事では、浴室の安全性や衛生性、使い勝手を大きく向上させるおすすめのアイテムや、交換の際のポイントについてご紹介します。

浴室の安全性を高めるアイテム

浴室は水を使うため滑りやすく、家庭内での転倒事故が起きやすい場所の一つです。まずは安全・安心を高めるアイテムから見直してみましょう。

浴室ドアとパッキンの見直し
  • 浴室ドアとパッキンの見直し
    浴室ドアは毎日開け閉めするため、経年劣化で動きが重くなったり、隙間のゴムパッキンに頑固な黒カビが発生したりしがちです。パッキンが劣化すると、脱衣所に水が漏れたり隙間風が入ったりする原因にもなります。ドアパッキンを新しいものに交換するだけで、気密性が向上してカビの発生を抑えられ、見た目も清潔になります。開閉が困難な場合は、ドア本体の交換も検討しましょう。
手すりの設置で転倒防止<
  • 手すりの設置で転倒防止
    浴槽の出入りや、洗い場での立ち座りは、足腰に負担がかかります。とくに高齢の方や妊娠中の方、小さなお子様がいるご家庭では、手すりの設置が非常に有効です。手すりがあることで、濡れた床でもしっかり体を支えられ、入浴時の安全性が格段に向上します。 ※ 手すりを設置する際は、壁に十分な強度が必要です。安全を確保するためには、施工業者に壁の強度を確認したうえで、しっかりと固定できるタイプを選ぶことをおすすめします。

水まわりの使い勝手を向上させるアイテム

お風呂の快適さを直接左右するのが、お湯を使うための水まわり設備です。

  • サーモスタット水栓とレバー式水栓
    昔ながらの2ハンドルタイプの蛇口は温度調整が難しく、急に熱いお湯が出て驚いた経験がある方も多いのではないでしょうか。「サーモスタット水栓」に交換すれば、あらかじめ設定した温度のお湯が常に出るため、やけど防止に役立ちます。また、片手で簡単にお湯を出したり止めたりできる「レバー式水栓」は、小さなお子様や介護での入浴介助時にも大変便利です。
  • シャワーヘッドとホースの交換
    シャワーヘッドを「節水タイプ」や「水流切替タイプ(ミストやマッサージなど)」に交換するだけで、毎日の入浴が快適になります。さらに、節水タイプは家計にも優しいのが魅力です。資源エネルギー庁のデータによると、最適流量の少ない節水型シャワーヘッドを使用し、お湯を流す時間を短縮するなどの工夫を組み合わせることで、ガス代や水道代の節約につながります。例えば、45℃のお湯を流す時間を1日1分短縮するだけでも、年間約3,280円の節約になると試算されています(参考:経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト)。

    また、シャワーホースは経年劣化で硬化したり、カビによる黒ずみが起きたりしやすい部分です。ヘッドと合わせて新しいホースに交換し、使いやすい長さに調整することで、お子様の入浴補助や浴室の掃除が格段にラクになります。
    ※ 節水シャワーヘッドは、水圧が弱く感じられる場合があります。水圧が気になる方は「低水圧対応」や「増圧機能付き」のモデルを選ぶと安心です。

浴室の衛生性を高めるアイテム

お風呂場を清潔に保ち、日々の掃除の負担を減らすためのアイテムです。

  • 浴室ミラーの交換
    浴室の鏡は、水道水に含まれるカルキ(水垢)や石けんカスが付着しやすく、すぐに曇ってしまいます。どんなに磨いてもウロコ状の汚れが落ちない場合は、思い切ってミラーを交換するのも一つの手です。新しい浴室ミラーには、曇り止め加工や汚れがつきにくい表面コーティングが施されているモデルが多く、日々のお手入れがとても簡単になります。
  • 換気扇の見直し
    換気扇は、浴室の湿気対策とカビ予防の「要」です。しかし、換気扇も長年使用するとモーターが劣化し、換気能力が大きく低下してしまいます。「音がうるさくなった」「換気してもなかなか乾かない」と感じたら、交換のサインかもしれません。新しい換気扇に交換することで湿気の排出がスムーズになり、24時間換気対応モデルなら浴室全体の衛生状態が向上します。
    ※ 換気扇の交換には電気工事士の資格が必要な場合があります。ご自身での作業は危険を伴うため、必ず専門業者に相談してください。

収納力と使いやすさを高めるアイテム

シャンプーやボディソープのボトル類をそのまま床やカウンターに置いていると、ボトルの底にぬめりや赤カビが発生しやすくなります。

これを解決するのが「シャンプーラック」の設置です。最近では、壁にピタッとくっつく「マグネットラック」や「壁付けラック」が大人気です。壁に浮かせて収納し、水切れの良いラックを選ぶことで、ボトルの底に水が溜まらず衛生性が保たれます。また、床に物がなくなるため、入浴時の動線がスムーズになり、スポンジでの床掃除が驚くほどラクになります。家族の人数に合わせて収納量を自由に調整できるのも魅力です。
※ マグネットラックを購入する前に、ご自宅の浴室の壁に磁石がくっつくかどうか(壁パネルに鋼板が入っているか)を必ず確認してください。

収納力と使いやすさを高めるアイテム

快適性と省エネ性を高めるアイテム

意外と見落としがちなのが、浴室の「照明」です。浴室が暗いと、床の滑りや汚れを見落としやすくなり、転倒リスクや衛生面での問題が高まります。

照明をLEDに交換することで、十分な明るさを確保しつつ、省エネと長寿命を実現できます。資源エネルギー庁によれば、54Wの白熱電球を9Wの電球形LEDランプに交換した場合(年間2,000時間使用)、年間で約2,790円の電気代が節約できるとされています(参考:経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト)。
また、調光機能や温かみのある光の色合いを選べば、入浴時のリラックス効果も高まります。明るい浴室は気持ちが良いだけでなく、汚れが見えやすくなるため家事効率もアップします。

風呂小物の見直しで
安全性・使いやすさを向上

浴室ドアのパッキン、手すり、水栓、シャワー、収納ラック、換気扇、照明など、風呂小物や周辺設備を少し見直すだけで、お風呂の快適性は大きく変わります。大がかりなリフォームを行わなくても、安全性・衛生性・使いやすさを向上させることが可能です。

毎日の入浴をより快適で安心な時間にするために、まずは気になっている小物や設備からアップデートしてみてはいかがでしょうか。機器の交換や設置にご不安がある場合は、専門業者に一度相談してみることをおすすめします。

風呂小物の機能・特長