• 丸子警報器株式会社 様

    丸子警報器株式会社 様

    〒386-0404
    長野県上田市上丸子1880
    TEL.0268-42-3118/FAX.0268-42-3120

国内トップシェアの自動車用ホーンメーカーが選んだ快適な工場環境とは
丸子警報器様が語るGHP導入の背景と効果

今回は、長野県上田市に本社を構える丸子警報器様を訪問し、工場空調設備の刷新についてお話を伺いました。国内トップシェアを誇る自動車用ホーンの専門メーカーとして、長年にわたり高品質な製品を提供してきた同社。2020年に導入したガスヒートポンプ(GHP)による工場環境の変化について、現場の声を交えてご紹介します。

技術と信頼で築いた国内トップシェア

丸子警報器様は、1949年に長野県上田市で創業。自動車用ホーンの専門メーカーとして、トヨタ自動車、SUBARU、ダイハツ工業、マツダなど、国内主要自動車メーカーの半数以上に製品を納入しています。国内シェアはトップを誇り、さらに独自ブランドを通じて世界市場にも展開。グローバルな視点と地域密着のものづくり精神を両立させた企業です。
工場では、約100名の従業員が月産70万個のホーンを生産。生産ラインはほぼ一日中稼働しており、祝日や祭日も止まることはありません。オートメーション化された設備が、高効率かつ安定した生産を支えています。

環境対応と快適性の両立を目指して

近年、職場環境の改善はますます重要な課題となっています。法規制の強化や取引先からの要請に加え、従業員の健康と安全を守る観点からも、空調設備の見直しは避けて通れないテーマです。
かつて工場では、重油暖房機を使用していました。冷房設備はなく、夏場はスポットクーラーで対応していたとのことです。しかし、近年の環境意識の高まりを受け、空調設備の見直しが急務となりました。丸子警報器株式会社総務部主任山崎さんは次のように話します。

「初めは電気ヒートポンプ(EHP)を検討していましたが、エナキスさんからGHP導入の提案をいただきました。相見積もりの結果、導入コストに大差はなかったものの、ランニングコストの面でGHPが優れていることが決め手となりました」

GHPには、主に次のようなメリットがあります。

  • 電力負荷の軽減

GHPはガスで空調を行うため、EHPに比べて消費電力量を大幅に削減。電力ピーク時の負荷を抑えることで、ピークカット(電力基本料金を抑えること)につながります。

  • 高出力・高効率

室温に合わせてエンジンの回転数を適切にコントロールするインバーター効果で、安定した冷暖房性能を発揮。工場のような大規模施設にも最適です。

  • ランニングコストの安定性

ガスは重油に比べて料金が安定しており、ランニングコストも抑えられるため、長期的な運用においても安心です。

エナキスがご提供したソリューション

今回導入した機器は、ダイキン工業の超高効率ガスエンジンヒートポンプ「GHP XAIR(エグゼア)」シリーズです。GHPの特性を最大限に活かした高効率モデルで、環境負荷の低減と快適な職場環境の両立を実現するうえで、理にかなった選択肢と言えます。
工場の1階にはP560形(20馬力)を6台、2階にはP450形(16馬力)を6台導入しました。1階は天井が高く、空調効率が求められる空間ですが、GHPはそのパワーと効率性で十分に対応できます。
エナキスでは、GHP導入にあたり、設備の選定から設置、運用まで一貫してサポートを行いました。お客様のニーズに合わせた最適なプランを提案し、導入後も安定した運用を支援しています。

お客様からのご感想

2020年にGHPを導入して以降、工場内の環境は大きく改善されたと山崎さんは話します。

「夏場の工場内は涼しく、快適な生産環境が整いました。冬も暖かく、従業員の反応もとても良いです。特にプレス工場のような高温環境では、従業員の熱中症リスクが懸念されていましたが、GHP導入後はその心配がなくなりました」

2025年6月には労働安全衛生規則が改正され、職場での熱中症対策が義務化されました。「規則の改正に先がけてGHPを導入していて良かった」と、先見の明が功を奏した形です。

環境と快適性の両立を実現する選択

今回の取材を通じて、丸子警報器様がいかに環境対応と従業員の快適性を重視しているかを実感しました。GHPの導入は、単なる設備更新ではなく、企業としての責任と未来への投資でもあります。
これから空調設備の見直しを検討されている企業様にとって、丸子警報器様の事例は大きなヒントになるはずです。快適な職場環境づくりと環境負荷の低減を両立させるために、GHPの導入を検討してはいかがでしょうか。
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